セルフケアだけでは、健康な口内環境を維持できない?
朝・昼・晩の食後の歯磨きだけでは、健康な口内環境を維持することは難しいです。 痩せやすい、太りやすいといった体質と同様に、唾液の量や質、細菌の種類、年齢や歯の磨き方、歯の生え方などで、お口の中の環境は一人ひとり変わります。また、丁寧に歯を磨いている方でも完璧に汚れを落とすことは難しいため、定期的に予防メンテナンスを受診して、口内トラブルを未然に防ぐように心がけましょう。
定期検診の4つのメリット
-
早期発見・早期治療
歯を失う方の95%は、虫歯や歯周病が原因です。どちらも初期の症状は痛みや見た目の変化がほとんどないため、見落としてしまう方が多く、症状に気づいた時にはすでに進行していることが多いです。歯のプロによる定期検診を受けることで、口内トラブルの早期発見・早期治療を心がけましょう。
-
再発予防と健康維持
虫歯や歯周病は再発しやすい病気です。そのため、一度治療を終えてもゴールと思わず、定期的に予防治療を受診してください。そうすることで、再発予防や口臭予防、糖尿病をはじめとした体の疾患を引き起こすリスクを軽減し、健康を維持することができるのです。
-
清潔な口内環境
毎日丁寧に歯を磨いているつもりでも、少しずつ汚れが溜まってしまうため、定期検診の歯科クリーニングで歯磨きでは落としきれない歯垢や歯石をきれいに取り除きましょう。お口の中がすっきりして、口臭予防にもつながります。
-
患者様の負担軽減
虫歯や歯周病が進行すると、痛みを感じるようになったり、治療が長引き通院回数や治療費などが増えてしまいます。定期検診で口内トラブルを未然に防ぐことができれば、治療費や通院回数、痛みなどの患者様の負担を大幅に軽減することにつながります。
さいとう歯科の特徴
エアフロー
歯石の除去を行う場合、ある程度の細菌や着色を除去することができますが、細部まで取り除くことは困難です。当院では、エアフローを使用して、歯周ポケットや歯と歯の間などの細かい部分もきれいにお掃除します。
予防治療専用のユニットと専任の歯科衛生士
当院では、治療を行うユニット(診療台)とは別に、予防治療専用のユニットをご用意しております。また、クリーニングを行う際の飛沫を防止する空調システムや、専用の医療器具を揃え、適切な検査やメンテナンスを行う環境を整えています。
精密治療
歯と歯の間や歯周ポケットの中を確認する予防治療は、精密さが必要です。肉眼では限界があるため、当院では拡大率3倍の拡大鏡や必要に応じてマイクロスコープを使いながら予防治療を行います。
診療の流れ
インプラントモニターとエアフローの両方なし場合
-
1精密検査
4ヶ月に1度パノラマレントゲン撮影など、精密検査を行います。
-
2口腔内写真撮影
口腔内写真を3枚撮影します。(正面観・ミラーなし上顎・下顎咬合面観)
-
3PCR(プラークコントロールレコード)
必要な方は、プラーク(歯垢)を染め出しながら、歯垢や歯石の付着具合を確認します。
-
4正しいブラッシング指導
歯の磨き方にはそれぞれ癖があるため、磨き残しをしやすい部分を確認したり、できるだけ磨き残しがないように、歯科医師または歯科衛生士が正しいブラッシング指導をします。
-
5歯のクリーニング
スケーラーと呼ばれる専用の医療器具を使い、歯の表面や歯周ポケットに溜まった歯垢や歯石を取り除きます。
縁上や縁下の歯石については、ハンドスケーラーまたは超音波スケーラーを使用して丁寧にクリーニングを行います。
-
6研磨
ポリッシングブラシまたはラバーカップを使って、歯の表面を研磨剤入りの専用の薬剤で綺麗に磨きます。
-
7仕上げ
歯間ブラシやフロスを使って歯と歯の間に残っている汚れを落とし、フッ素を塗布したらクリーニングは終了です。
なお、虫歯予防の効果があるフッ素コーティングの効果を維持するため、施術後1時間は飲食やお口をゆすぐことを控えてください。
インプラントモニターあり/エアフローなしの場合
-
1精密検査
4ヶ月に1度の精密検査ではパノラマレントゲン撮影を行います。
-
2口腔内写真撮影
正面観・ミラーなし上顎・下顎咬合面観の3枚の口腔内写真を撮影します。
-
3PCR(プラークコントロールレコード)
歯科医師または歯科衛生士が、歯垢や歯石の付着具合を確認します。必要な方には、染め出しでプラーク(歯垢)の付着状況を確認いただきます。
-
4正しいブラッシング指導
毎日丁寧に歯を磨いていても、癖によって磨き残しはありますので、癖の確認や歯ブラシを当てる力加減など、正しい歯の磨き方を歯科医師または歯科衛生士が丁寧に説明させていただきます。
-
5歯のクリーニング
プラスチックチップを使って歯のクリーニングを行います。
-
6研磨
歯の表面を研磨剤入りの薬剤を使って、ポリッシングブラシまたはラバーカップで丁寧に磨き上げます。
-
7仕上げ
歯と歯の間に残っている汚れを、糸ようじや歯間ブラシを使って落とします。その後、フッ素を塗って歯のクリーニングは終了です。
なお、フッ素コーティングの効果を維持するため、治療後1時間はお口をゆすいだり、飲食はお控えください。