破折歯の治療

破折歯の治療について

一般的に、歯根破折をおこした歯は、ほとんどの場合で抜歯となることが多いですが、状態によっては、特殊な接着材を用い、接着修復して治療する事ができます。また、破折に気づかずに放置され割れた部分が分離した歯の根であっても、意図的な「再植」という治療法を用い、治療すれば、以前と同じように使えるようにできる場合があります。

口腔内接着法について

拡大視野下で見ないと判断がつかない様な細いひびの場合、ひびが入っているけれどしっかりしていて動かない場合に行う方法です。ひびの部分を小さな超音波器具で削り取って、その部分に強力な接着剤を流して修復します。肉眼での治療には限界がありますので、拡大視野下での治療となります。

  • ①ひび割れ

  • ②削り取る

  • ③完了

口腔外接着法について(再植)

主に、破折に気付かず、長期間放置されて、ひび割れ部分が分離してしまった場合に行います。一度歯を抜いて口の外に取り出し、接着してから元の場所に戻す方法です。基本的に、抜歯以外に方法がない場合に行う最後の手段となる方法で、現在では成功確率が非常に高い治療方法となっています。しかし、抜歯してみると歯根の表面のダメージが予想以上に広範囲であったり、ひびの入り方が複雑で、元の状態に戻せない場合もあり、全ての歯が治療できる訳ではありません。抜歯してからの判断となる事が前提です。

  1. ①割れる

  2. ②抜歯

  3. ③接着

  4. ④戻す

破折歯接着治療について

歯根破折をおこした歯の治療を世界で初めて確立したのが、日本の歯科医師である、東京の自由が丘で現在も治療を行っている

眞坂信夫先生です。今では、眞坂先生に師事する札幌の歯科医師たちが、PDM札幌という、破折歯接着治療を中心とした歯科医療グループを立ち上げ、破折歯接着治療と、その普及に取り組んでいます。さいとう歯科においても、この歯科医療グループに参加し、破折歯接着治療の研鑽に励んでいます。

動画でご説明

症例について

※あくまで症例のため、かならずこのようになるというものではありません。

歯根破折を起こして真っ二つの歯。これをきれいにしてから「スーパーボンド」という特殊な接着剤で接着します。

左の写真が再植をしたところ。右は被せ物をしたところです。通常抜歯となる歯根破折もこの治療で再び自分の歯で噛めるようになります。当然、全ての症例で可能な訳ではありませんが、歯根膜がちゃんと残っていると成功の可能性が高くなります。しっかりメインテナンスをして、まずは10年もつことが目標となります。

被せ物をセットした時の写真です。

左の写真は処置前の写真です。歯が割れている線が複数箇所認められます。(特に後ろ側)右の写真はCTという最新のレントゲン機器で確認したところ、6番目と7番目の歯の間に大きな黒い影(骨が無い場所)が認められます。

左の写真は処置前の写真です。歯が割れている線が複数箇所認められます。(特に後ろ側)右の写真はCTという最新のレントゲン機器で確認したところ、6番目と7番目の歯の間に大きな黒い影(骨が無い場所)が認められます。

特殊な接着剤で修復した後のが左の写真です。右はお口の中に戻してプラスチックで固定をした状態です。

1ヶ月後左の写真のようになります。右は土台を建てた写真です。

左は仮歯をつけたあとの写真です。右は完成したセラミックの歯を装着した写真です。

一番奥の銀歯が割れたと主訴で来院されました。右は術前CTの写真です。歯が割れている影響で周りの骨が全て吸収されています。(黒く影になっているところです。)

他のCT画像でも割れているのが確認されます。右は歯を抜いた写真です。粉々に割れている右側の部分は残さず左側の比較的健全な部分を残すことにしました。

特殊な接着材で修復します。右はお口の中に戻した後の写真です。2ヶ月程度経過してから被せ物を作り、噛めるようになります。

3ヶ月後の写真です。(2つ手前の歯は治療中です。)右の写真は完成したセラミックの歯を装着した時の写真です。(写真の右上)

完成したセラミックの歯を装着した時の写真です。(写真の下)

根っこしか残っておらず、残っている根っこがかなり深くまで割れている歯です。金属のネジのような土台が浅く入っていることが歯が割れた原因の1つです。

歯を一度抜いて割れている部分を綺麗にします。特殊な接着材で修復します。

お口の中に戻して1ヶ月が経過した写真です。

「前歯が割れた」と他の歯科医院から来院されました。4箇所ででかなり深い歯周ポケットが認められました。歯が割れている症状です。

CT撮影をしました。歯を支える骨はほとんど残っていません。通常であれば抜歯しかありません。被せ物を外したところ、歯茎より下の方にしか歯が残っていません。

抜いてみると2つに割れていました。特殊な接着剤で修復します。

お口の中に戻して2ヶ月後です。綺麗に治っています。歯茎の腫れも完全に治っています。完成したセラミックの被せ物を装着した時の写真です。インプラントもブリッジもせずに治すことができました。

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